FP1級 実技試験に向けての取組み

FP1級実技試験に向けて、まず行ったことは、学科試験の復讐でした。口頭で質問されても即座に答えられるように、それこそ脊髄反射のように、口からすらすらと言えるように、問題集を再度解き直しました。

1級FP技能士(学科)精選問題解説集 

を2回ほど解き、間違えた問題は間違えなくなるまで解きました。すでに学科試験のために3回ほど解いていますので、解く時間はかなり少なくなっています。この問題集は項目別に分かれていて、ほとんどの問題を網羅しているのではないでしょうか。網羅していないとしても、そうした問題はほとんどの受験者が解けませんから、問題ありません。資格試験はみんなが解ける問題を確実にとっていくことが必要であり、解けない問題は解ける必要がないからです。そのために時間を割くならば、少々あいまいな知識を確実なものにする方が合格への近道だと思います。

FP技能検定 1級 実技対策問題集 (株式会社きんざい) 4,400円(税込み)

これは、1級の実技試験を受ける方にとっては外すことができない問題集です。過去3年分の問題が詰まっており、それぞれに丁寧な解説が付されています。

FP提案力の教科書(きんざい) 3,604円(税込み)

こちらはもちろんあればいいとは思いますが、時間のない方は特に勉強する必要はないと思います。FPの提案をQ&A方式で解説していますが、FP1級の学科試験では必要であるものの、実技試験では不要な保険・年金、金融資産運用も入っているからです。

試験範囲をさらに深く勉強したい方は、

FP技能検定教本 1級 不動産 4,400円(税込み)
FP技能検定教本 1級 相続・事業承継 4,400円(税込み)

もちろん、学科試験で使用した参考書でも十分に通用しますので、時間のない方は購入する必要はないと思います。

結局、最初に掲げた実技対策問題集を完璧にマスターすれば、他に参考書やweb講座の必要はないということです。ただ、私の場合は、どうも完璧にマスターすることができずに、色々と他の参考書等を選択しましたが、人それぞれでいいと思います。

私の場合、FP1級を合格後に税理士登録する予定でしたので、税務関連のweb講座をとりました。より深く勉強する必要性があったためですが、そうでない方は必要ないと思います。参考に掲げておきます。

スタディング 相続税法合格コース 49,500円(税込み)

税理士受験のためのコース1科目がこの値段とは驚きです。普通の専門学校では20万円代での受講料となるはずです。スタディングのホームページには次のように記されています。

「スタディングは、最も合格しやすい講座を目指しています。一方で、画期的な低価格で提供しています。これは、教室や大量の講師陣や営業など、皆さまの「合格に関係ない事にかかるコスト」をすべて省いているためです。これにより、従来の通信・通学コースよりはるかに低い価格を実現しました。」

納得です。私はこのスタディングの相続税法と法人税法コースを受講していますが、どちらも素晴らしいと思います。相続税法コースでは、実技試験に最も出ると思われる、小規模宅地の特例と非上場株式の評価について重点的に勉強しました。


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